ぎっくり腰 VS 素人気功

ぎっくり腰VS素人気功
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先日、人生初のぎっくり腰を体験しました。それも夏休み最後の日の夕方にです。
その日は父の部屋を掃除しており、立ち膝で古新聞をひもで結わっていたときにクシャミをしたら「ギックリ」です。一気に激痛が腰から背中に走りました。足をつった時のような痛みが腰から背中にかけてビキビキと走る様は斧で薪を立て割りしたようでした。

ぎっくり腰発症

それまで左腰が重怠いなと違和感を抱えていましたが大抵の動作に痛みもしませんでした。ところが実際は決壊前のダムのような常態だったのです。それに気づかずやらかす直前まで無理ができてしまうのがぎっくり腰の怖いところだと痛感しました。

ぎっくり腰を起こしてまずどうなったかというと、よたよたとその場に倒れました。
背中を釣ったような痛みだったので延ばせば何とかなるのではと立ち上がり背中を伸ばしたのですが更に激痛が走り立っておられず書棚や机に身体をあずけながら床に伏しました。
「ヤバいコレ動けない奴だ。。。」
と痛みに堪えながら今までにない両の脂汗がいっきに吹き出る状況。このままでは動けなくなりそうな気がしたので何とか立ち上がり目についた母の歩行補助用の杖にすがりました。それでも痛みは増すばかり。普通に歩くことが激痛、杖にすがればそれも激痛、微細な動作全てが激痛につながる状況でなんとか自室のベッドにたどり着いて寝転がりました。

一息つくと更にどっと脂汗が吹き出し、心拍まで上がっている状態。母にお願いしてアイスノンを持ってきてもらいすぐにアイシングしました。その後、仰向けから身体を横にすることもままならず夕飯はおにぎりを作ってもらい少しずつ咀嚼。麦茶をボトルに詰めてもらストローで飲みましたが食欲も減退している有様でした。

明日から仕事なのでなんとかしなければとスマホでぎっくり腰について調べましたが発症直後の「急性期」はアイシングと安静しかないようで、あとは精々早期回復に向けて安静をほどほどに身体を動かせるようにしておくことしか書いてありませんでした。

簡単な動作すらできない!

ところが身体を動かすにしても些細な動作で背中と腰がつるような激痛が走ります。仰向けから身体に横にするだけでも床側の腕を体の下のままになり身体が曲がり激痛。かといって片腕を万歳して横になろうとすると肩を伝ってまた激痛。さらに肩と腰を横にするタイミングがずれると捻じれて激痛。

一気に動作が制限され「詰み」状態でした。

激痛という罰ゲームを抱えながらどうにか身体を横にできないか試行錯誤をするのですが、普段は意識さえしなかった何気ない動作に色んな箇所が連動していることを身体を動かしながら実感しました。まるで知恵の輪のような頭脳労働をしながら身体を横の状態から今度はうつ伏せになってみましたが、ここでもまた痛みがひどく身体を横に戻そうとしても別の痛みに打ちのめさます。単純にうつ伏せから体を横にもどす逆の動作なので簡単かと思いきや、今度は身体の各所に逆のベクトルの力を加えるのでぎっくり腰の患部にかかる負担も変わってくるのです。

そうこうしているうちに夜も更けてしまい会社の上司にラインで状況を説明して明日の出社は難しい旨を伝えました。その日の晩はほとんど眠れませんでした。落ち着いて寝れる姿勢がなく、身体を少し横にすると激痛で目を覚ますことを繰り返しているうちに明け方に疲れ果ててなりようやく眠れた感じです。ちなみに眠れなくてもとりあえず目をつぶれば脳波は覚醒時より睡眠寄りになるのでなるべく起きないようにはしていました。

1日目:動けるようになるのはいつ?

翌朝、会社に改めて連絡をいれて欠勤を伝えてから寝たままの状態でどうしたものか悩みました。なんとか身体を横にしたものの身体の痛みや可動域の狭さは昨晩とあまり変わりありません。アイシングも効いている感じがしないのですが熱はしっかり持っているのでアイスノンを代えてもらいます。
休み明けに仕事を休むこともそうですが、立ち歩きが全くできる気配がない、という事が最大のストレスでした。

身動きもままならない痛みを伴う急性期はいつまで続くのか。ネットを調べてみると個人差もありますが「1週間前後」という記事が多かったです。今の痛み具合からそのくらいはかかると思いましたが当然そんなに仕事を休んでいられません。せめてデスクに座ってリモートで仕事ができるようにしなければならないと思いました。

気功の師匠に相談

その後、午前中は横になってましたが目覚めても痛みは変わらない状態です。スマホで色々調べましたがアイシングと安静、適度の運動くらいしか情報はありませんでした。そこでふと気功の師匠の話を思い出しました。

私は気功を習っているのですがその師匠の体験談にぎっくり腰をその日のうちに完治させたという話をいくつか聞いた事があったのを思い出しました。藁にもすがる思いでさっそく気功の師匠に昼ごろに相談する事にしました。電話越しに「やちゃったねぇ」と笑いながら師匠はわたしに寝ながらでもできる気功の施術を教えてくれました。気の扱いは師匠には私はまだまだ程遠い、、というよりか私自身きちんとできているか正直微妙と感じていましたが早速実践しました。

その日の夕方にベットから立ち上がれた

師匠からは患部とは反対の右側から施術するように言われました。患部からはじめると敏感に反応して痛みを引きおこし本能が恐がり気の通りが悪くなるからだそうです。患部をかばう逆側から徐々に楽な感じに気を巡らせていき左側の痛みも和らぐようなら着手するというものでした。教わった気功による施術時間は本当に短く5分程度です。更にいうと手かざしに近いので気休めどころか、実際に本当に効くのか?と我ながら思います。電話を切ってから気功を行いましたが当然痛みが和らぎません。

ただ、気功を間をおいて繰り返すうちに、たまに力が抜けるようなリラックス感を少し味わえることがしばしばありました。ぎっくり腰を起こしてからずっと力が張っていた個所があったんだと思わせるような身体のそこで何かが和らぐようなリラックス感ですが、それもすぐに霧散します。

そして眠りにつき夕方頃。そろそろまた起きてみようかと芋虫のように身体を動かしてみましたが以前により稼働域が若干増えていました。少しずつ体をあれこれ動かしながらついにベッドから両足を下ろして立ち上がるところまで成功。しかしベッドについた手を離して立とうとすると腰の痛みが「そうはさせないぞ」とびしびし警告してきます。

とりあえずここまで動けたという手ごたえに明日までの治り具合を期待する事が出来ました。ただ、その日の晩のうちには明日までに歩けるという確信がなかったので職場には明日もお休みする事を泣く泣く打診しました。

2日目:翌朝、歩けるようになる

そして翌朝。
ベッドで身を横にして朝食を食べようとしたら稼働域が少し広がりスムーズになっていることを実感。10時ごろに昨晩と同様にベッドから両足を下ろしてみると同様にスムーズにできます。

そこでもう一度気功をして休んでから再度トライしてみたところ今度は杖にすがりながらですが立ちあがり歩くことができるようになりました。
まだ身体を不用意に捩じると腰が痛みますが一気に日常動作へ回復する手ごたえを実感できました。そのまま家の中をリハビリで歩きまわり腰の違和感がない事を確認しながらベッドに戻ってからは休みながら気功を繰り返しました。数えて4回ほど気功をしたところ、夕方には起き上がりから両足設置まではかなりスムーズになりました。立ち歩きも一瞬だけ杖が必要なだけで痛みもなく歩くことが可能です。歩幅は狭く、右足から腰を庇うような歩き方になりますが問題ありませんでした。

但し前かがみになる姿勢は患部にビキっとくるのでシャワーを浴びることは断念しましたが出勤には問題なさそうです。

ここまでの回復は気功のおかげではないかと実感しました。気功の後しばらくして身体を動かすと段階的にぽんと治っている不思議な感覚があったからです。じわりじわりと坂道を登るような感じではなく、それこそ階段を上るような感じでぽんと痛くない可動域が増えているのです。5分程度の施術と少し寝て動かすと「お、ここまで治った」という感じです。
これまで捻挫や打ち身など経験してきましたが、どれもなだらかな坂を上るような感じで痛みが和らぎ治っていく感じはしましたがそれとは全く別物の体験でした。
またツイッターでぎっくり腰から歩けるようになるまでの日数をアンケートをかけたところ1日目で治った方もいらっしゃったようですが大抵は3日後以降の方がほとんどでした。

私は気功について代謝やバイオリズムに影響を及ぼすもので、炎症を起こしている患部(すなわち物理的に異常をきたしている部分)への効果は薄いだろうと思っていました。

今も気功のおかげと思いつつも、心のどこかでは自己暗示の類や、単純にはじめてのぎっくり腰なので他の人と比べたら軽い部類だったという可能性もあるのではという思いも否めません。ただ、今回の治っていく過程はありがたくも当初の予想より短くなり、なによりも段階的に楽になって言うという不思議な経験でした。

果たしてこれは気功のおかげなのか。あらためて気功について勉強していこうと思います。

ぎっくり腰が治るまでのタイムライン

8月16日
16:00 ぎっくり腰発生

8月17日
12:00 気功の師匠に連絡。施術を行う。その後2回ほど気功。
20:00 ベッドから立ち上がるところまで回復

8月18日
10:00 ベッドから立ち上がりまでスムーズになる
10:15 気功
10:38 杖にすがりながら立ち上がるまで回復。家を歩き回る。
11:00 気功&左方膝をあげて腸腰筋を刺激
12:00 気功
12:05 動作チェック。杖なしで歩行できるようになる。
12:30 気功
14:30 杖なしで立ち上がり歩行できるようになる。
14:40 気功
17:15 起き上がりと歩行がスムーズになる。
17:30 気功

8月19日
出勤できました!

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