ここ数日間ずっと、寝室の掃除をしていました。
我が家には洋室が二つあり、窓際の日当たりのいい部屋が私の部屋でした。
仙人様の認知症が進み、少しでも過ごしやすくするために部屋を交換して日当たり世の良い部屋を仙人様の介護スペースにしようとしました。
彼が仕事で集めた専門書や大好きな歴史の本、その他いろいろな思い出の品を棚に入れ替えていたのですが、仙人様が亡くなって1年経ったいまもそのままでした。
分厚い心理学の専門書や サン=テグジュペリ の全集など、子供の頃から父の書棚を見上げるとそれらの背表紙がありました。
手に取ってすべてを読んだわけではありませんが、小さいころから私を見守ってくれていたような気さえしました。
ただ、いつまでもこのままにしとくわけにはいかないと思い、厳選を重ねて断捨離を行いました。
随分と広くなった部屋を見て少しだけ寂しい思いもしましたが、残された人たちの生活が充実できたら仙人様も本望かもしれないと思いました。
ちなみに読み物ではないですが父が生涯通して残した仕事のスケジュール帳はとっておくことにしました。
いつかきちんと手に取って、彼の日々の足跡に思いを馳せたいと思いました。
HN:ねこぽんぽん