最近「葬送のフリーレン」というアニメを見ています。
自分に似ているキャラがいると友達に言われて見始めたのですが面白い作品です。
大まかなあらすじは魔王を討伐した勇者パーティの一員であったエルフのフリーレンが人間の勇者や仲間の死後に旅を続けながら彼らとの旅に思いを馳せながら成長をしていくというもの。
フリーレンは達観したマイペースな魔法使いで、長寿であるためいつまでも若いまま悠久の時を生きています。先に天寿を全うしていく仲間を見送りながら人の死が早いのは当たり前と割り切っている彼女ですが当時は分かりえなかった人の感情や、自分に向けられていた思いに気づきながら新たな仲間と旅をする物語です。

作中では度々、勇者との冒険が思い返されるわけですが、そのパーティの中にハイターという僧侶がいます。これが私に似ていると友達に言われました。まぁ長い付き合いの友達とアニメの話になると眼鏡で脇役※はだいたい「お前がいるw」と言われます。今回は僕がクリスチャンのイメージが強いからハイターに似てると思ったようです。
※ ちなみにハイターは主要キャラではないもののフリーレンに新たな旅の契機を与えた重要なキャラなので脇役じゃありません。
ハイターは真面目そうな雰囲気でいかにも僧侶らしい物腰ですが実際のところは無類のお酒好きで冒険中に二日酔いでフラフラになりながら歩くことはざらで、食べ物の好き嫌いも多く、嘘もよくつく生臭坊主です。
私にとっては非常に親近感を覚えるキャラクターですが、魔王討伐後は司教の役職に引き立てられ、晩年は隠居して戦災孤児のフェルンをひきとりフリーレンに託して天寿を全うします。
「生臭坊主」な素の自分を知る仲間は少なかったようで、魔王討伐後は立場ある役職にふさわしい振る舞いで「理想的な大人」と評されていました。
そんな真面目で穏やかな人柄のイメージが定着していたハイターですが、老境に入ったころフリーレンに「本当は私の心は子供の頃からほとんど変わっていません」と本音を明かしています。
このシーンが私はとても好きで度々フリーレンの追憶で登場する彼の人間性が最も深堀されている感じがします。
子供の頃からほとんど変わらない心は誰もが持っているものの理屈や建前に埋もれがちです。私も過去を思い返す老境のハイターほどの年じゃありませんがいい年です。
作中のこのシーンを見て子供の頃からかわらない「自分らしさ」というものを噛み締めれる生活を送りたいなと思いました。
最後に、彼が「人は死んだら無に帰るだけ」という仲間の一言に返した印象深い名言。
「必死に生きてきた人達の行き着く先が無であっていいはずがない。天国で贅沢三昧していると思った方が都合がいい」
気楽にそう言えるってカッコいいですよね。

HN:ねこぽんぽん