料理とわたし

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ここ最近の自分の人生の大きな変化は料理をするようになったことです。

きっかけは昨年の7月のこと。
私の介護疲れを心配した親族の配慮で母をしばらく兄叔父の家で預かることになりました。折しも滞在先の兄叔父は末期がんのため自宅での看取り介護の日々を送っており、妹である母にとって最期の顔合わせになる機会でもありました。

滞在期間は兄叔父を看取るまでだったので特に決まっておらず数か月ほどを想定していました。

母不在の生活1日目。
それまで目玉焼きを焼くことさえ怪しかった私ですが、母が出立したその日から自炊をすることに。

ダイエットを始めようと思っていたので、ご飯とインスタント味噌汁と納豆をベースに「主菜」を作ることにしました。

初めて作ったのは冷蔵庫に余り気味だった野菜を使ったナムル。
クックパッドを片手に慣れない包丁で野菜を苦戦しながら乱切りにしたのが良い思い出です。

その後、チャーハンや鶏肉の炒め物、鯖缶を使った焼き飯、ハンバーグ、とレパートリーを増やしていきました。

まだまだ料理について語れるほどの経験はありませんが自分の人生で「料理」をはじめたことはいろんな小さな変化や感動を経験することができました。
料理はとにかく流動的な作業で、「続きは明日にしよう」とかできないので完成までの段取りや集中力がいままでの生活にない刺激でした。

焼きそば、うどん、唐揚げ、シチューにカレー。
これまで当たり前だった味が自分の手で素材から引き出せる満足感はいかにも自分が生きているという小さな実感をもたらせてくれました。

母が帰ってきた後も夕食は私が作ることが多くなりましたが、そこでも「誰かに食べてもらう」「一緒に食事を共にする」という意味をあらためて知ったような気がします。

今は自分と母の健康を考えて体に優しいスープ作りに専念しています。

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